尊いお仕事

今日は、久しぶりのつれづれ日記でも。

私が写真を撮るお仕事をするようになったのは2013年。
なので、まだフォトグラファーとして四年目なのです。
(それまではもう色んな職業を経験しました 笑。)
写真を撮ることは昔から好きでした。
専門学校のときに初めて父に買ってもらったEOS5(当時はフィルムでした)で、
卒業制作に必要な写真を撮りに行ったり、授業でスタジオ撮影をしたり、
撮ったものを暗室で焼いてみたり。

そして、デジカメの時代がやってきて、趣味で撮るようになり、
再び写真の面白さにのめりこんでいきました。
その頃は人物写真には興味がなく(むしろ苦手だと思っていたほど)
一番好きなのは花の写真を撮ることでした。
お花を近くで、そして色んな角度から見ていると、
普段の生活では目に止まらない新しい視点が芽生えたり、
葉っぱの形がお花ごとに違うことやその美しさに感動したり。
写真のおかげで見る世界の彩りが変わり毎日が楽しくなったのです。

そんなある日、友人の赤ちゃんの撮影をしたのがきっかけで今度は被写体が人物に。
プロとしてのカメラの扱い方やライティングは当時フォトグラファーだった夫に教わり、
その他に関しては独学。
最初は自信もなく、怖かったけど、
ほんとうに少しずつ撮影会の回数が増え、依頼が増え、
気がつけばフォトグラファーとしてお仕事をいただいていました。

こんな風に書くと、順風満帆に聞こえるけれど、
自分のやりたいことがわからなくなって悶ていた時期を通過しての今。
人生で一番楽しく、喜びに溢れているのです。

それからブレずに撮り続けているのが、赤ちゃんとママの写真。
(なぜここにこだわるのかは、こちらの記事にかいてあります。)
最初の頃は、自分に子供がいないことに引け目を感じながらこの仕事をしていた時期もあったのです。
でも今は変わりました。
全く別の視点で私はこのお仕事をさせてもらってる。
わたしの役割として、子供がいないわたしだから撮れる世界というものがあるんだと感じている。

しあわせな瞬間でしかない、撮りなおしもきかない、二度と巻き戻すことなんてできない、
大切な大切なそのときを撮らせてもらえてることに、
なんて尊いお仕事をさせてもらっているのだろうと心が震える。
心の底から感動する瞬間にわたしはこれからもシャッターを切り続けるのだと思う。